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GURUTOGI 5月号 コグリョ(高句麗)バンド インタービュー

GURUTOGI 5月号 コグリョ(高句麗)バンド インタービュー

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韓国のロックでは、民謡や伝統的なリズムを取り入れたバンドが歴史的に数多くある。初期のノゴジリ、また、日本盤も発売されたキム・テゴン、イ・チョンウなどがそれだ。
そんな流れにつながるバンドが、高句麗(コグリョ)バンドだ。彼らは、そうした韓国ロックの先達からの影響を受けずに、国楽、韓国民謡から影響を受けた独自のサウンドを生み出した。その独自のサウンドは、韓国の魂の歌、アリランの「アリラン、アリラン、アラリヨ…」からとって自ら『アラリロック』と呼ぶ。
メンバーは、アリランの本場、旌善(チョンソン)で生まれ育った、リーダーでボーカルのイ・ギルヨン。彼は、ロックボーカリストとしても一流のパワフルな声に、パンソリの唱法を身に付けている。作詞・作曲も手がけ、その声と共にアラリロックを先導している。ギターのヤン・アンボクは、パワフルな音に加え、ギターをカヤグムやヘグムのような伝統楽器の奏法を取り入れ、アラリロックの色を作っている。豊富な舞台経験を持つ、ベースのソ・ミンソクは、その卓越したテクニックで、うねるような独特のアラリロックのリズムを支えている。キーボードのイ・スンジュは、ロックからジャズにいたる幅広い音楽性を身に付け、バンド全体のプロデュースを担当する。ドラマー、イ・ジョンフンはドラムだけでなく多様な打楽器、中でも韓国の伝統打楽器を演奏し、韓国色の強い独自のリズムを創りだす。そんな5人が集まった注目のバンドがコグリョバンドだ。
彼らは、2010年に、大阪のファンの声に応えて初来日を果たし、その際日本のバンドヒビキメロヲと共演し、その後も日韓で何度か共演を果たしている。ヒビキメロヲは津軽三味線が入った「和」を前面に打ち出したサウンドで、韓国の国楽、民謡を下敷きにしたコグリョバンドと相通ずるセンスをもっている。そのヒビキメロヲは残念ながら一旦解散したが、来る6月15日に、吉祥寺SHUFFLE4年ぶりの復活ライブを行う。そのゲストとして今回コグリョバンドが久々の来日を果たし、日本と韓国の伝統音楽を下敷きにしたバンドの共演が久々に叶うことになった。独自のアラリロックについて、また、来日公演への期待などを聞いた。

「昔の高句麗が成し遂げられなかった文化征伐を夢見て」
‘アラリ’ロックバンド~コグリョ(高句麗)バンド

Q1.メンバーの自己紹介をお願いします。
A1. イ・ギルヨン:コグリョバンドのボーカルそしてリーダー、イ・ギルヨンです。バンドで作詞、作曲も担当しています。
ソ・ミンソク: ベースのソ・ミンソクです。
ヤン・アンボク:コグリョバンドでギターを弾いている、ヤン・アンボクと言います。
イ・ジョンフン:ドラムのパートを引き受けている、イ・ジョンフンです!
イ・スンジュ:コグリョバンドのプロデューサーと、セッションキーボードを担当しているイ・スンジュです。

Q2.‘コグリョバンド’の名前は、どのように決めたのでしょうか、また、どんな意味を込めているのでしょうか。
A2. イ・ギルヨン:2000年に結成した当初は、ヘビーメタルバンドでした、そこで力強いバンド名がないか、悩んでいるうちに「高句麗」という名前を見出してつけました。
意味は「今まさしく文化戦争の時代、昔の高句麗が成し遂げられなかった文化征伐を夢見て」です。(笑)

Q3. コグリョバンドは国楽、民謡の影響を受けたサウンドが特徴ですが、こうした影響を受けた韓国のロックといえば、キム・テゴン氏や、初期のノゴジリ等が思い浮かびます。このような先輩たちからの影響はありますか? また、メンバーの皆さんが影響を受けたミュージシャンを教えてください。
A3. イ・ギルヨン:韓国ミュージシャンの中にはチョー・ヨンピルさん、ブラックホール。 外国のミュージシャンでは U2から影響を受けています。国内のミュージシャンでは、特に、キム・テゴン氏や、ノゴジリに影響を受けてきたことはないですね。ただ、韓国のロックとは何か?という悩みは以前からありますし、現在もあります。普通、韓国のロックと言えばシン・ジュンヒョン氏、キム・ミンギ氏、それから現在ならばカン・サネ氏、ユン・ドヒョン氏などを韓国ロックのミュージシャンであると言いますが、果たしてそうでしょうか?、韓国の伝統音楽にルーツを持つ韓国のミュージシャンの中では、コグリョバンドが一番韓国のロックに近いのではないかと思います。

Q4.歌詞や曲には、どんなメッセージを込めているのでしょうか。
A4. ソ・ミンソク:コグリョバンドはアラリ(アリラン)ロックを演奏するバンドです。ボーカルイ・ギルヨンは韓国アリランの本場、旌善(チョンソン)で生まれて育ちました。自然にアリランの情緒が歌詞やメロディーに染み出て来ます。
イ・ジョンフン:メッセージは、全般的に抵抗と希望のメッセージを込めています。コグリョバンドの独特のギャグと諷刺も盛りこんでいます。

Q5.作詞、作曲はメンバーでどのような手順で行っているのでしょうか。
A5. ヤン・アンボク:先に、ボーカルのギルヨンが曲と歌詞を作ってきて、まず合奏をしながら, 曲の大まかな構成を把握したあと、プロデューサー兼キーボード担当のイ・スンジュが全般的な編曲方向性を提示します。
イ・ギルヨン :その次の録音と合奏を並行しながら作りこんで行きます。

Q6.2010年に日本訪問して、大阪で公演していますが、どんなきっかけで日本訪問されたのですか。
A6.イ・スンジュ:2010年当時、大阪に住んでいる、北村さんという日本のファンがコグリョバンドの連絡先を旅行社を通じて問い合せてきました。北村さんから、コグリョバンドの大阪公演を本人が直接主催をしたいとオファーがありました。
イ・ジョンフン:こころよく受諾して大阪のライブを無事に終えることが出来て、その後韓国でも 日本で共演したヒビキメロヲとジョイントコンサートを主催して、日本のファンとコグリョバンドの出会いが自然に続いて来ました。

Q7.今回の来日は、ファンクラブ主催の公演と聞いていますが、日本のファンクラブではどんな支援をしてくれているのでしょうか。
A7. ソ・ミンソク:今回の東京でのライブも日本のファンが主催してくれる公演です。支援と言うより、宿泊と少しの観光を手助けしてもらい、そして何よりファンの烈火のような愛をサポートしてもらいます。
Q8.今回のライブでは、日本側も伝統楽器である三味線が入って行ったバンドです。 どんな雰囲気のライブにしたいでしょうか、また、どんなライブになるでしょうか。
A8. イ・ジョンフン:ヒビキメロヲとコグリョバンドは対バンで韓国と日本両国で4回ほど公演した経験があるので、お互いの呼吸がピッタリ合っています。断言します。今回の公演には、特別なイベントが用意されています。楽しいイベントです、内容は来て直接ご覧になってお楽しみください。

Q9.最後に、日本のファンに、そして今度日本のライブに来る日本の観客の皆さんに向かってメッセージをお願いします。
A9. イ・ギルヨン:今度東京公演をきっかけに、皆さんの希望が高まれば、日本にコグリョバンドの音楽をより多く知らせるようになるきっかけになればと思います。
ソ・ミンソク:今後ともコグリョバンドをたくさん愛してください。
ヤングアンボク:東京のライブのため, ギターソロを熱心に練習しています。期待してください。
イ・ジョンフン:コグリョバンドが韓日両国間の文化交流のメッセンジャーになれたらと思います。愛しています。
イ・スンジュ:日本にいらっしゃるファンの皆さんの期待に応えてより熱心にするコグリョバンドになります。それからあの、まだチョンガー(独身)です(笑)。

-最後はスンジュ氏の独身アピールでしめていただきました(笑)。来日公演を楽しみにしています。

コリアンビート編集部

5月 2nd, 2014

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